三賢社

やってみたらええやん パラ馬術に挑んだ二人 和田章郎

定価:1500円+税
四六判 並製
224ページ+カラー口絵4ページ
ISBN978-4-908655-24-1 C0095
発行:三賢社

やってみたらええやん 
パラ馬術に挑んだ二人

和田章郎

絶望のあとを、どう生きるか

63歳で東京パラリンピックに出場、7位入賞。
JRAの元調教助手、宮路満英と妻の道行き。

第二の人生で大切なのは、〝出会い〟と〝やる気〟

47歳で脳卒中に倒れ、右半身の麻痺と高次脳機能障害を負ったJRAの元調教助手〝みやじぃ〟こと宮路満英。心優しき仲間や理学療法士のサポートを受け、リハビリの一環として乗馬やスキー、マラソンにも積極的に取り組む。やがて、〝コマンダー〟を務める妻とともに、本格的なパラ馬術競技の世界へ足を踏み入れ、「根気」と「やる気」で、リオ、東京と二つの大舞台に立つ。ユーモアを絶やさず、馬とともに生きる二人の、挑戦の日々を追う。

●宮路選手の足跡

  1. 1957年鹿児島生まれ。3歳で大阪市に転居する
  2. 1980年JRA調教助手となり、宇田明彦厩舎に所属。グローバルダイナを担当
  3. 1981年裕美子さんと結婚
  4. 1994年森秀行厩舎に転籍。GⅠ馬、レガシーワールドを担当
  5. 1997年シーキングザパール(武豊騎手騎乗)でアメリカのGⅠレースに遠征
  6. 2005年職場で脳卒中に倒れ、重い後遺症が残る
  7. 2006年リハビリの一環として乗馬を再開する
  8. 2008年ホノルルマラソンに挑戦、完走。同じく病と闘う宮川大助・花子師匠と出会う
  9. 2010年「全国障がい者馬術大会」でパラ馬術競技デビュー
  10. 2013年北杜市小淵沢の大木道子コーチに師事する
  11. 2015年「JAPAN OPEN パラ馬場馬術競技会」で優勝。欧州転戦のためオランダに渡る
  12. 2016年リオパラリンピック出場。滋賀県の「しがスポーツ大使」に就任
  13. 2021年東京パラリンピック出場 個人規定7位入賞
  14. 2022年デンマーク世界馬術選手権出場
  15. 2023年現在 2024年のパリパラリンピック出場を目指し海外遠征中